墓石の購入、霊園選びからお墓の管理方法までを解説

手順その3・お墓を選ぶ

形や色、素材など、現在はお墓を建てるときの選択肢も幅広くなっています。ここでは、そんな墓石選びのポイントを説明します。

墓石の素材の特徴

墓石選びではまず、素材の選択が重要になります。素材によって硬度や耐水性、変色しにくさなどの特徴が違ってきますので、設置する霊園の環境を踏まえて、最適な素材を選びましょう。

例えば、霊園が海の近くにある場合は、墓石が常に湿った潮風にさらされることになります。なので、耐水性が高い素材を選ぶといった感じです。

墓石の素材になる石材は数百種類におよびますが、国内では主に花崗岩(かこうがん)、閃緑岩(せんりょくがん)、斑レイ岩(はんれいがん)、安山岩(あんざんがん)の4種類が使われています。このうち、安山岩をのぞく3種類は材質的にほぼ同じ特性を持っており、花崗岩でひとくくりに分類されることもあります。以下に、それぞれの特徴を紹介しましょう。

【花崗岩】
別名で御影石(みかげいし)とも呼ばれており、石材としてはこちらの名前のほうが馴染みがあるかもしれません。硬度が高く、表面にツヤを出しやすいことから、墓石だけでなく建造物や彫刻などにも広く利用されてきました。墓石の素材としては一級品です。

【閃緑岩】
花崗岩よりやや黒味がかった色の石材です。黒い墓石の材料としてよく使われます。硬度や耐久性にも優れますが、黒いぶん汚れが目立ちやすいのが欠点といえそうです。

【斑レイ岩】
閃緑岩よりもさらに黒の色合いが濃い石材です。黒い墓石の素材として、閃緑岩と使い分けられています。ちなみに、閃緑岩と斑レイ岩は黒御影(くろみかげ)と総称されることがあります。

【安山岩】
花崗岩よりもやや硬度が落ちるものの、こちらも墓石の素材として古くから利用されています。赤や緑、暗褐色など、花崗岩とは異なる色合いが特徴です。

ここで挙げた種類はあくまで大まかな分類で、細かく分けるとさらに色々な種類の石材が存在します。業者と相談して、最も適した石材を選びましょう。

墓石の形とデザイン

墓石の形には主に、和型、洋形、デザイン墓石があります。基本的には、霊園の設置条件や雰囲気などを踏まえて決めるといいでしょう。

和型は標準的な縦長の墓石で、洋型、デザイン型の墓石が増えてきているとはいえ、まだまだ主流といえます。洋型は台石の上に横長の石を設置するタイプで、横長の石の前面だけを斜めにカットした型などがあり、安定感があります。

デザイン型は一部の業者が扱っている、和・洋どちらのスタイルにもとらわれない形の墓石です。アート感覚で個性的なデザインにすることも有りますし、故人になじみ深いものの形にするといったこともできます。この数年で、需要が高まっているそうです。